2024年に開催予定または開催済みの国際大会、国内大会のうち、早田ひな選手の出場対象になり得るものについてまとめました。
出場可能だけど出場しなかった大会については、その理由を推測していますが、あくまで推測である点に注意してください。
*アイキャッチ画像はこちらの記事からの引用です。
2024年
- WTTのイベントカレンダーに掲載されているシニア向け大会は網羅しています。
- WTTのフィーダー大会はシニア向けですが、世界ランク31位以下の選手を対象としたもので、現在の早田選手の出場対象大会ではないため除外しています。
- ITTF/日本卓球協会主催の大会についても予定が公開されているものは網羅しています。
- 一部、早田選手の出場対象外の試合でも扱っているものがあります。
- Tリーグのリーグ戦はこの記事の対象外としています。
カレンダー風に表現すると
2024年に開催予定のイベントをカレンダー風に表現しました。出場するはず、または出場済みの大会はオレンジ色に、出場しない、または出場しなかった大会は灰色に塗っています。TはTリーグです。
- グランドスマッシュ、チャンピオンズ、ファイナルズは招待制で出場必須です。
- コンテンダー、スターコンテンダーは、状況を見ながら出場するかどうかを決めることになります。
- グランドスマッシュがもう1大会開催可能ですが、もう追加されないでしょう。
1月
WTTスターコンテンダードーハ2024(1月8日から13日)
シングルスと混合ダブルスにエントリーしましたが、ともに準々決勝で敗れてベスト8でした。孫穎莎選手にフルゲーム9-11で惜敗しましたが、世界女王との差が縮まってきたことを実感できた大会でした。
WTTコンテンダードーハ2024(1月14日から20日)
出場しません。全日本選手権大会直前なので妥当な選択です。
WTTスターコンテンダーゴア2024(1月22日から28日)
全日本選手権大会と重なっているので出場できません。
2024年全日本選手権大会(1月22日から28日)
早田ひな選手はシングルスのみに出場し、昨年に続いて優勝して2連覇を達成しました。
2月
世界卓球2024釜山大会(団体戦、2月16日から25日)
チームは準優勝(銀メダル)でした。過去一番中国を追い詰めました。また早田ひな選手は過去7戦全敗の陳夢選手に、ついに勝ちました。
3月
シンガポールスマッシュ2024(3月10日から17日)
早田ひな選手は残念ながらシングルスはR64敗退、混合ダブルスは準決勝で負けてはいけない韓国ペアに負けてしまい、結果を残せなかった大会になりました
WTTチャンピオンズ仁川2024(3月27日から31日)
早田ひな選手はR32敗退の危機を乗り越えて準々決勝に進出しましたが、強すぎる孫穎莎選手に屈してベスト8でした。それでも収穫の多い大会になりました。
4月
パリオリンピック混合ダブルス世界予選会(4月11日、12日)
チェコで開催されるそうです。この予選会でベスト4に入ると、パリオリンピックの混合ダブルス出場権を獲得します。はりひなペアがエントリーしていましたが、シンガポールスマッシュ終了後にキャンセルになりました。世界ランキング枠での出場権獲得が確実と判断したようです。代わりに翌週のワールドカップマカオ2024に専念できます。
ワールドカップマカオ2024(個人戦、4月15日から21日)
早田ひな選手は強い申裕斌選手との激戦を制して準々決勝に進みましたが、王曼昱選手に負けてベスト8でした。
王曼昱選手には、半年前のWTTチャンピオンズフランクフルト2023で完敗でした。今回も勝てませんでしたが、試合内容ははるかに良くなっており、努力の方向性が間違っていないことを改めて証明しました。
5月
サウジスマッシュ2024(5月1日から11日)
早田ひな選手は準決勝に進出しましたが、強すぎる陳夢選手に完敗を喫し、結果ベスト4でした。はりひなペアは王楚欽/孫穎莎ペアに負けてベスト4でした。
WTTコンテンダー太原2024(5月20日から26日)
早田ひな選手は出場しません。同時開催のWTTコンテンダーリオデジャネイロを選択しました。伊藤美誠選手、張本美和選手、平野美宇選手、木原美悠選手が出場します。
WTTコンテンダーリオデジャネイロ2024(5月20日から26日)
シングルスは長﨑美柚選手に逆転負けを喫して準優勝、混合ダブルスは韓国ペアに完敗して準優勝でした。
WTTコンテンダーメンドーサ2024(5月27日から6月2日)
チャンピオンズと日程が重なっているので、早田ひな選手は出場できません。長﨑美柚選手、森さくら選手が出場します。
WTTチャンピオンズ重慶2024(5月30日から6月3日)
準々決勝で孫穎莎選手と対戦しましたが、最近さらに強くなった孫穎莎選手に1ゲームも取らせてもらえずストレート負けでベスト8でした。
6月
WTTコンテンダーザグレブ2024(6月3日から9日)
シングルスは大藤沙月選手、平野美宇選手、張本美和選手を倒して優勝しました。混合ダブルスは決勝で林鐘勳/申裕斌ペアに勝利して優勝しました。二冠達成です。
WTTスターコンテンダーリュブリャナ2024(6月10日から16日)
シングルスは袁佳楠選手、張本美和選手、パバド選手を倒して優勝できました。袁佳楠選手との準々決勝では2ゲーム先行される苦しい展開の中なんとかギリギリで勝ちました。ここで負けていたらパバド選手と決勝を戦うこともできませんでした。
混合ダブルスは決勝で林鐘勳/申裕斌ペアに勝利して優勝しました。2大会連続で二冠達成です。
WTTコンテンダーラゴス2024(6月17日から23日)
日本人選手の出場はありません。パリオリンピック組は休養、他のWR上位選手はアジア選手権日本代表選考会に出るためだと思われます。
アジア選手権日本代表選考会(6月20日、21日)
(アジア選手権の出場権を獲得済みなので)出場しません。
優勝したのは大藤沙月選手でした。
WTTコンテンダーチュニス2024(6月25日から30日)
当初シングルスと混合ダブルスにエントリーしていましたが、開催直前になってシングルスをキャンセルしました。そして混合ダブルスで3大会連続で優勝し、パリオリンピックの第2シード奪取に望みをつなぎました。
7月
WTTスターコンテンダーバンコク2024(7月2日から7日)
大会開催直前になってシングルスをキャンセルして混合ダブルスに専念することになりました。そして見事優勝し、パリオリンピック第2シードの奪取に成功しました。また、優勝して第2シードを決めたのは早田ひな選手の誕生日でした。
パリオリンピック卓球競技(7月27日から8月10日)
混合ダブルスは北朝鮮ペアに負けてしまいメダルは獲得できませんでした。シングルスは準々決勝で利き腕を怪我してしまい、卓球ができない状態に追い込まれましたが奇跡的に3位決定戦で勝利して銅メダルを獲得しました。団体戦は決勝で強すぎる中国に負けてしまい準優勝、銀メダルでした。
8月
WTTコンテンダーリマ2024(8月19日から25日)
出場しません。女子選手で出場するのは大藤沙月選手と横井咲桜選手だけです。
9月
WTTコンテンダーアルマトイ2024(9月3日から8日)
出場しません。女子選手で出場するのは張本美和選手、木原美悠選手、長崎美柚選手、大藤沙月選手、笹尾明日香選手、横井咲桜選手、上澤杏音選手、赤江夏星選手です。
WTTチャンピオンズマカオ2024(9月9日から15日)
早田ひな選手は怪我のためキャンセルしました。
張本美和選手、伊藤美誠選手、平野美宇選手、木原美悠選手がエントリーしています。
WTTスターコンテンダー蘭州2024(9月16日から22日)
理由不明ですが、開催を断念したようです。標高1,500mの高地なので、開催されなくて良かったです。もう二度と開催して欲しくないです。
チャイナスマッシュ2024(9月26日から10月6日)
早田ひな選手は怪我のためキャンセルしました。
張本美和選手、伊藤美誠選手、平野美宇選手、木原美悠選手、長﨑美柚選手、森さくら選手がエントリーしています。
10月
2024年アジア選手権大会(10月6日から13日)
後から設定されたチャイナスマッシュと1日重なったため、試合は7日スタートになったようです。
早田ひな選手にとっては怪我からの復帰戦になるはずでしたが、団体戦は出場なし、シングルスを怪我により棄権してしまい、復帰戦はお預けとなりました。
WTTチャンピオンズモンペリエ(10月22日から27日)
早田ひな選手は怪我のためキャンセルしました。
張本美和選手、伊藤美誠選手、平野美宇選手、大藤沙月選手がエントリーしています。
WTTコンテンダーマスカット(10月27日から11月2日)
出場しません。
大藤沙月選手、髙森愛央選手がエントリーしています。
11月
WTTチャンピオンズフランクフルト2024(11月3日から10日)
早田ひな選手は怪我のためキャンセルしました。
張本美和選手、伊藤美誠選手、平野美宇選手、大藤沙月選手がエントリーしています。
WTTファイナルズ福岡2024(11月20日から24日)
早田ひな選手が怪我から復帰できるかどうか不明です。
12月
混合団体ワールドカップ(12月1日から8日)
女子でエントリーしているのは赤江夏星選手、森さくら選手、笹尾明日香選手、面手凛選手です。早田ひな選手はキャンセルになりました。