国際大会

世界卓球2024釜山大会(団体戦)の結果詳細

世界卓球選手権大会は個人戦と団体戦が毎年交互に開催されます。2024年は団体戦です。パリオリンピック代表候補選手が発表された直後、かつ、パリオリンピックの団体戦出場権獲得がかかった極めて重要な大会になりました。

女子チームは決勝で中国に2-3で敗れて準優勝(銀メダル)でしたが、あと一歩のところまで追い詰めることができました。また早田ひな選手はこれまで一度も勝てていなかった陳夢選手に勝つことができました。

*アイキャッチ画像はこちらのXポストからの引用です。

大会の仕様

  • 個人戦と団体戦が毎年交互に開催されています。奇数年は個人戦、偶数年は団体戦です。
  • 日本卓球協会がオリンピックに次ぐ重要な国際大会と位置付けており、選手選考・選手団の派遣には別格のリソースを投入しています。
  • 団体戦はシングルスのみでリーグ戦による予選ラウンドとトーナメント戦による決勝ラウンドで構成。
  • 日本人選手のエントリー枠は5名、団体戦の各試合には3名が出場。
  • 団体戦はシングルスのみで5ゲームマッチ。
  • 今大会からWRポイントが(新方式で)付与されます。

今大会はパリオリンピック団体戦(とシングルス)の出場権獲得がかかった極めて重要なものです。

パリオリンピック団体戦出場権獲得がかかった大会

パリオリンピック団体戦には16チーム(国)が出場しますが、今大会でベスト8に入ったチームに出場権が与えられます。そして団体戦の出場権を得た国は、自動的に2名ずつがシングルスへの出場権を得ます。そのため今大会で絶対にベスト8以上に入ることが至上命題になります。

もし今大会で団体戦の出場権を獲得できなかった場合でも、世界ランキング枠で獲得できる可能性はとても高い(女子の場合、男子はリスクあり)のですが、今大会で実力通りに獲得しておきたいです。日本女子チームの目標は中国を破っての優勝ですが、その前に、絶対にベスト8に入る(準々決勝に進出する)ことが求められます。

WRポイント付与方式

混合団体ワールドカップに個人のWRポイントを付与すると発表された時、2024年から世界卓球選手権の団体戦にもWRポイントを付与する方向で検討するとアナウンスされました。その内容が、今大会の開催2週間前に公表されました。(参照:ITTF World Team Championships Busan 2024 Winners to Share 1,000 Ranking Points

  • 優勝チームには1,000ポイント、準優勝チームには700ポイント、ベスト4のチームには350ポイントが付与されます。
  • チームは付与されたポイントを、勝利への貢献度に応じて個人に分配します。チームが合計24勝し、ある選手が8勝した場合は貢献度は33%になり、チームに付与されたポイントの33%を獲得します。
  • 予選ラウンドと決勝ラウンドの両方が、ポイント配分の計算対象になります。
  • ただし貢献度が10%未満の選手にはポイントは配分されません。また、貢献度の上限は70%です。

たとえば日本チームが準優勝し、合計21勝のうち6勝した選手には700×6÷21=200で200ポイントが付与されます。WTTコンテンダーのベスト4でも140ポイントしか付与されないので、チームが準優勝できれば、勝利数の多い選手はそこそこ大きなポイントを獲得できると言えます。が、チームの成績がベスト4以下だと急速にポイントが減って無意味になります。

団体戦でWRポイントを付与する弊害

今年はオリンピックイヤーなので、代表監督の立場としてはオリンピックに出場する選手により多くの経験を積ませたいはずです。さらにWRポイントが付与されるので、特にシングルスに出場する2名の選手にはポイントを稼がせたいと考えても不思議ではありません。

その結果、予選リーグでエース級の選手を温存していい状況であっても、体力的に問題がなければ出場させる「傾向」が強まるかも知れません。

大会情報

ネット中継

  • (ITTFが管轄する大会ですが)WTTがYoutubeチャンネルでリアルタイム配信しました。
  • テレビ東京卓球チャンネルはT1の試合のみ配信しました。
  • テレビ東京がTVer(無料)で日本チームの全試合をリアルタイム配信しました。日本チームのグループリーグの試合は全てT2で男子は17:00から、女子は20:00からに固定されていました。
  • 決勝トーナメントもTVerでリアルタイム配信されましたが、準々決勝は男女の試合時間が同一で、女子の試合は地上波とBSのみでネット配信はありませんでした。
  • 主に日本男子チームの試合をBSテレ東で、日本女子チームの試合をテレ東で放送しました。
  • おおむね24時間以内にはアーカイブ動画がテレビ東京卓球チャンネルにアップされました。

出場選手

早田ひな選手、平野美宇選手、伊藤美誠選手、張本美和選手、木原美悠選手が出場しました。

日本女子チーム

全日本選手権終了後のパリオリンピック選考ポイント上位から4名を選出し、最後の1名は強化本部推薦により木原美悠選手が選出されました。

大会開催前

ドローの結果ITTF公式サイトから引用)、日本チームのグループ2にはブラジル/ルクセンブルク/南アフリカ/イランが入りました。

テレ東卓球チャンネル制作の特集動画。

代表合宿中のナショナルトレーニングセンターで開かれた、代表選手記者会見。早田ひな選手のパートのみ。

上記会見の全体動画。

早田ひな選手はエースとしての自覚があります。今大会は全試合エース起用されることを期待しています。

公開練習の様子、たっぷり8分間。ニーおばさん対策と思われる練習に石田大輔コーチと出澤杏佳選手が登場。

記者会見後の選手別インタビュー。

インタビューと公開練習を合わせたフォローアップ動画。テレ東さんサービス満点。

卓球ジャパン!、女子日本代表特集。

おそらく出国前に撮影されたインタビュー動画。

オフショット。

みんスポからの公式動画。釜山に到着直後の様子。

会場練習の様子。

T1での練習の様子。

グループリーグ:1位通過

40チームが5チームずつの8グループに分かれ、各グループが総当たりのリーグ戦を行います。各グループの上位3チームが決勝トーナメントに進みます。第2シードの日本女子チームは1位通過すると決勝まで中国と当たりません。そのためグループリーグの1位通過が絶対的目標になります。

結果、日本女子チームはグループリーグ全勝で1位通過しました。

グループリーグハイライト。

グループリーグ終了後の渡辺監督へのインタビュー。

上記インタビューの記事。

GL1:ルクセンブルクとの対戦

ルクセンブルクの出場選手

次のオーダーでした。

  1. 早田ひな-デヌッテ
  2. 張本美和-ニー・シャー リエン
  3. 平野美宇-ゴンデリンガー
  4. 張本美和-デヌッテ
  5. 早田ひな-ニー・シャー リエン

チームは3-0で勝ちました。3選手とも仕上がり良く、今大会に合わせてしっかり調整できている印象でした。

フル動画。

ハイライト。

試合終了後のミックスゾーンでのインタビュー。

試合結果を伝える記事。

みんスポからの公式動画。

早田ひなファンへのサービス動画。

第1試合

早田ひな選手とデヌッテ選手の対戦でした。

早田ひな選手とドヌッテ選手の対戦のスコア表

  • 第1ゲーム、接戦で5-5まで競りますが、そこから流れをつかんで11-5でこのゲームを取ります。不調な時に見せる両ハンドのミスはなく、声も出ています。
  • 第2ゲーム、接戦になり8-7まで競りますが、そこから精度の高いプレーで引き離し、11-7でこのゲームも取ります。フットワークも状態の良い時のものです。
  • 第3ゲーム、早田選手にややミスが出てデヌッテ選手にリードを許す展開になります。8-8からサーブ2本でマッチポイントを握り、最後チキータレシーブを決めてこのゲームをものにしました。

チームとしても早田選手としても初戦で、難しいところもあったと思いますが、しっかり勝って(もっと緊張するであろう)張本美和選手につなげることができました。

なおデヌッテ選手はYGサーブを多用しましたが、早田選手は全く苦にする様子はありませんでした。

フル動画、平野早矢香解説版。

フル動画。

ハイライト。

試合結果を伝える記事。

第2試合

張本美和選手とニー・シャー リエン選手の対戦でした。ニー選手はバック面が粒高のペンフォルダーという曲者です。

張本美和選手とニー・シャー リエン選手の対戦のスコア表

第1ゲームはデュースになりますが落ち着いてモノにし、続くゲームもニー選手のペースにさせずにストレート勝利をおさめました。張本美和選手、ニー選手対策が完璧でした。

フル動画、平野早矢香解説版。

フル動画。

ハイライト。

第3試合

平野美宇選手とゴンデリンガー選手の対戦でした。

平野美宇選手とゴンデリンガー選手の対戦のスコア表

平野美宇選手は仕上がりが良く、快勝でした。

フル動画、平野早矢香解説版。

フル動画。

ハイライト。

GL2:イランとの対戦

イランの選手については情報が少なく要注意とされていました。

イランの出場選手

次のオーダーでした。

  1. 伊藤美誠-シャハサバリ
  2. 平野美宇-アシュタリ
  3. 早⽥ひな-サラジ
  4. 平野美宇-シャハサバリ
  5. 伊藤美誠-アシュタリ

チームは3-0で勝ちました。

フル動画。

ハイライト。

試合後のインタビュー。

試合結果を伝える記事。

イラン戦後のオフショット。

第1試合

伊藤美誠選手とシャハサバリ選手の対戦でした。

伊藤美誠選手とシャハサバリ選手の対戦のスコア表

第2ゲームはデュースになりましたが、ストレートで勝つことができました。

フル動画。

ハイライト。

第2試合

平野美宇選手とアシュタリ選手の対戦でした。バック面に粒高ラバーを貼るアシュタリ選手が強くて、フルゲームの激戦になりました。

平野美宇選手とアシュタリ選手の対戦のスコア表

平野美宇選手のメンタルの強靭さを実感しました。

  • 第1ゲーム、アシュタリ選手のバック面のボールに対応できず2-10とゲームポイントを握られます。そこから追い上げますが、最後アシュタリ選手に強烈なフォアハンドを決められ、6-11で落としてしまいます。
  • 第2ゲーム、接戦になりますが、終始粒高ラバーに苦しめられ、アシュタリ選手の鮮やかなプレーもあって9-11でこのゲームも落としてしまい後がなくなります。
  • 第3ゲーム、アシュタリ選手のフォア側を攻める戦術への転換が功を奏し、11-6でこのゲームを取り返します。
  • 第4ゲーム、アシュタリ選手にリードを許す苦しい展開になります。追い上げて先にゲームポイントを握りますがデュースに、そしてマッチポイントを握られますが耐えて13-11でこのゲームも取ります。アシュタリ選手強いです。
  • 最終第5ゲーム、平野選手がリードする展開だったものの6-6で追いつかれ、9-10と先にマッチポイントを握られます。フォアハンドを振り抜いてデュースに持ち込み、攻め続けて13-11で勝ち切りました。

アシュタリ選手のWRは709ですが、50位以内でもおかしくない強さでした。

フル動画。

ハイライト。

試合結果を伝える記事。

第3試合

早⽥ひな選手とサラジ選手の対戦でした。

早⽥ひな選手とサラジ選手の対戦のスコア表

しっかり勝てました。

  • 第1ゲーム、初対戦、試合映像すら見たことがない相手で、球質に合わせられずに競りますが、11-8で取ります。
  • 第2ゲーム、サーブが効き、球質にも慣れてコース取りが良くなって11-3でこのゲームも取ります。最後はYGサーブのように見えました。
  • 第3ゲーム、精度の高いプレーでリードを拡げ、11-4で危なげなく勝ち切りました。

早田ひな選手、仕上がっていますね。

フル動画。

ハイライト。

GL3:南アフリカとの対戦

実力差が大きく、問題なく勝てる見込みでした。

南アフリカチームの選手

次のオーダーでした。

  1. 木原美悠-パテル
  2. 平野美宇-サスマン
  3. 早田ひな-カラム
  4. 木原美悠-サスマン
  5. 平野美宇-パテル

チームは3-0で勝ちました。

フル動画。

ハイライト。

試合結果を伝える記事。

みんスポからの公式動画。

第1試合

木原美悠選手とパテル選手の対戦でした。

木原美悠選手とパテル選手の対戦のスコア表

快勝でした。

フル動画。

第2試合

平野美宇選手とサスマン選手の対戦でした。

平野美宇選手とサスマン選手の対戦のスコア表

快勝でした。

フル動画。

第3試合

早田ひな選手とカラム選手の対戦でした。

早田ひな選手とカラム選手の対戦のスコア表

快勝でした。早田ひな選手はこの試合で4本YGサーブを出しました。

フル動画。

試合後のコメント。

「このレベルの相手とは『負けない卓球』をすれば、ほとんど点数を取られないけど、それは自分自身の向上に繋がらない。『勝つ卓球』や、より精度を上げていくためにリスクを負ってでもやるときはやるというバランスが結構難しいが、試合の中でできたかな」

引用:日経電子版スポーツのXポスト

GL4:ブラジルとの対戦

ブラジルはグループリーグの対戦チームの中で最も世界ランクが高い難敵です。そしてグループリーグ全勝対決になりました。

ブラジルチームの選手

次のオーダーでした。

  1. 早田ひな-ジュリア・タカハシ
  2. 張本美和-ブルーナ・タカハシ
  3. 平野美宇-アレシャンドレ
  4. 早田ひな-ブルーナ・タカハシ
  5. 張本美和-ジュリア・タカハシ

チームは3-0で勝ちました。

フル動画。

ハイライト。

試合終了後のミックスゾーンでのインタビュー。

試合結果を伝える記事。

第1試合

早田ひな選手とジュリア・タカハシ選手の対戦でした。

早田ひな選手とジュリア・タカハシ選手の対戦のスコア表

早田ひな選手は仕上がりが良く、快勝でした。

  • 第1ゲーム、精度の高い両ハンドでコースを打ち分け、リードを拡げます。サーブも効いて11-5でこのゲームを取ります。
  • 第2ゲーム、ボールコントロールが正確な上にゲームの組み立てが良く、11-4でこのゲームも取ります。
  • 第3ゲーム、エンジン全開でリードを拡げ、危なげなく11-4で取って勝ち切りました。

実力差的にそこまでのプレーをしなくても勝てるのに、と思うぐらい先を見据えた試合内容でした。決勝リーグが楽しみです。

また、早田ひな選手はこの試合でYGサーブを2本出しました。実戦での使用を増やしていますね。

フル動画、平野早矢香解説版。

フル動画。

ハイライト。

スーパーラリー、絶対見て。

第2試合

張本美和選手とブルーナ・タカハシ選手の対戦でした。ブルーナ・タカハシ選手はブラジルのエースです。

張本美和選手とブルーナ・タカハシ選手の対戦のスコア表

第1ゲームを7-10から5連続得点して取ると、流れを渡さず快勝でした。張本美和選手、強かったです。

フル動画、平野早矢香解説版。

フル動画。

ハイライト。

第3試合

平野美宇選手とアレシャンドレ選手の対戦でした。

平野美宇選手とアレシャンドレ選手の対戦のスコア表

しっかり勝てました。

フル動画、平野早矢香解説版。

フル動画。

ハイライト。

決勝トーナメント:

グループリーグ最終日の夜に決勝トーナメントのドローが開催されました。その結果です。

決勝トーナメントのドロー

引用:テレ東卓球情報のXポスト

日本は第2シードなので中国とは決勝まで当たりません。またR16からなので初戦はマレーシアとクロアチアの勝者と対戦します。

絶対に決勝まで勝ち進んで中国と対戦するのが、チーム共通の目標になったはずです。

Round 16:クロアチアとの対戦

クロアチアとの対戦でした。グループリーグで格上のフランスに3-0で勝っています

クロアチアチームの選手

次のオーダーでした。

  1. 早田ひな-ラコバッツ
  2. 張本美和-アラポビッチ
  3. 平野美宇-イエーガー
  4. 早田ひな-アラポビッチ
  5. 張本美和-ラコバッツ

チームは3-0で勝ちました。これでベスト8に進出したことにより、パリオリンピックの団体戦とシングルス2枠の出場権を獲得しました。

ハイライト。

試合後のインタビュー。

試合後のサービス動画。

みんスポからの公式動画。

第1試合

早田ひな選手とラコバッツ選手の対戦でした。初対戦です。

早田ひな選手とラコバッツ選手の対戦のスコア表

精度の高い、安定したプレーで快勝でした。

  • 第1ゲーム、精度の高いプレーでリードを拡げ、危なげなく11-4でこのゲームを取ります。
  • 第2ゲーム、ラリー戦が増えて接戦になり5-5まで競りますが、そこから流れをつかんで11-6でこのゲームも取ります。早田選手は終始落ち着いていました。
  • 第3ゲーム、早田選手がリードを保つ展開になるも、ラコバッツ選手の多彩なサーブに苦労し9-7まで追い上げられます。それでもしっかり攻めて11-7で勝ち切りました。

早田ひな選手は好調を維持していますね。

フル動画。

ハイライト。

第2試合

張本美和選手とアラポビッチ選手の対戦でした。19歳のクロアチアのエースです。

張本美和選手とアラポビッチ選手の対戦のスコア表

  • 第1ゲーム、互いに良いところを出し合いますが、張本選手がリードを保つ展開で11-7で取ります。張本選手は仕上がりが良くミスが少ないです。
  • 第2ゲーム、張本選手がリードを拡げる展開になり、危なげなく11-4でこのゲームも取ります。
  • 第3ゲーム、接戦になり5-5まで競りますが、そこから流れをつかんで引き離し、11-5で勝ち切ります。サーブが効き、レシーブも積極的でとても15歳とは思えないプレー内容でした。

張本美和選手、強いです。

フル動画。

ハイライト。

第3試合

平野美宇選手とイエーガー選手の対戦でした。

平野美宇選手とイエーガー選手の対戦のスコア表

快勝でした。平野美宇選手も仕上がりの良さを維持できています。

フル動画。

ハイライト。

準々決勝:ルーマニアとの対戦

ルーマニアとの対戦でした。強敵です。ベルナデッテ・セーチ選手をどう抑えるかが鍵になります。

ルーマニアチームの選手

次のオーダーでした。

  1. 伊藤美誠-セーチ
  2. 早田ひな-ドラゴマン
  3. 平野美宇-サマラ
  4. 早田ひな-セーチ
  5. 伊藤美誠-ドラゴマン

チームは3-0で勝ち、4大会連続のメダル獲得を確定させました。(3位決定戦がないため、ベスト4は銅メダルです。)

フル動画。

フル動画、別アングル。

ハイライト。

試合後のインタビュー。

試合結果を伝える記事。

第1試合

伊藤美誠選手とセーチ選手の対戦でした。

伊藤美誠選手とセーチ選手の対戦のスコア表

難しい試合を勝ち切ることができて良かったです。

  • 第1ゲーム、伊藤選手にミスが多くセーチ選手にリードを許す展開になります。6-10とゲームポイントを握られてから追い上げますが、9-11で落としてしまいます。
  • 第2ゲーム、伊藤選手らしいプレーの連続でリードを拡げ、セーチ選手の追い上げを振り切って11-5でこのゲームを取り返します。
  • 第3ゲーム、セーチ選手を翻弄するプレーでリードを拡げる展開になります。10-3でゲームポイントを握ってからミスが続いて3点差まで迫られますが、11-7で逃げ切ります。
  • 第4ゲーム、接戦で4-4まで競りますが、セーチ選手の組み立てが良くなって失点することが増え、6-11で落としてしまいます。
  • 最終第5ゲーム、互いに弱点を突き合う展開が続きます。点差が開かないまま9-9になり心拍数が上がりますが、最後2本伊藤選手が強気で攻め切って取り、11-9でこの試合をものにしました。

セーチ選手との第1試合に勝って、早田ひな選手に回せたことは非常に大きかったです。

フル動画。

ハイライト。

試合結果を伝える記事。

第2試合

早田ひな選手とドラゴマン選手の対戦でした。初対戦です。日本チームはサマラ選手を想定していましたが、ルーマニアチームはオーダーを変えてきました。

  • 第1ゲーム、アンラッキーなネットイン、球質に対応できない、ドラゴマン選手のスーパープレーなどにより6-9とリードを許します。悪い流れを引き戻せず、8-11で落としてしまいます。ネットインで4点失ったのは痛かったですが、これも卓球です。
  • 第2ゲーム、ドラゴマン選手のボールに対応できるようになり、攻撃の組み立ても良くなって、早田選手がリードを拡げる展開になります。早田選手は明らかに状態が良いです。ほぼミスのないプレーで11-4でこのゲームを取り返します。
  • 第3ゲーム、強気のレシーブ、精度の高い両ハンドドライブでリードしますが、ドラゴマン選手の好プレーもあって6-4になります。そこから早田選手らしいプレーで5連続得点し、11-4でこのゲームも取ります。
  • 第4ゲーム、3-3からの激しいラリー戦を制して笑顔を見せます。この試合、早田選手の動きは良く、声も良く出ています。10-4でマッチポイントを握り、YGサーブを出す余裕を見せます。最後はサーブ3球目をバックハンドで振り抜いて決め、11-5で勝ち切りました。

第2ゲーム以降は一度も流れを渡しませんでした。早田ひな選手は今大会、とても安定しています。ここまで6試合戦いましたが、僕の心拍数はまだ上がっていません。

フル動画。

ハイライト。

試合結果を伝える記事。

第3試合

平野美宇選手とサマラ選手の対戦でした。

平野美宇選手とサマラ選手の対戦のスコア表

平野美宇選手は仕上がりが良く、快勝でした。

  • 第1ゲーム、平野選手はプレーの精度が高く、サーブも効いて10-5と大量リードでゲームポイントを握り、11-7で取ります。
  • 第2ゲーム、危なげない戦い方でこのゲームも10-5でゲームポイントを握り、11-7で取ります。
  • 第3ゲーム、このゲームもサーブが効き、フォアハンドのコース取りも良く、平野選手がリードを拡げる展開になります。10-6でマッチポイントを握り、最後はサマラ選手のサービスエラーで11-6で勝ち切り、チームの準決勝進出を決めました。

平野美宇選手、充実していますね。

フル動画。

ハイライト。

準決勝:香港との対戦

香港との対戦でした。台湾との3時間半超えの激戦を制して勝ち上がってきました。

香港チームの選手

次のオーダーでした。香港のオーダーは予想できたので、渡辺監督は確信を持って、張本美和選手を一番手で起用したはずです。

  1. 張本美和-杜凱琹
  2. 早田ひな-朱成竹
  3. 平野美宇-李皓晴
  4. 早田ひな-杜凱琹
  5. 張本美和-朱成竹

ハイライト。

試合後のロングインタビュー。

決勝進出を伝える記事。

試合後のインタビュー記事。

早田ひな選手、平野美宇選手への囲み取材記事。

試合前の練習風景。

みんスポからの公式動画。

第1試合

張本美和選手と杜凱琹選手の対戦でした。

張本美和選手と杜凱琹選手の対戦のスコア表

フルゲームの激戦に勝利しました。

  • 第1ゲーム、7-5としたところからミスが増え、サーブのコントロールが悪く杜凱琹選手に打ち込まれて7-11でこのゲームを落としてしまいます。
  • 第2ゲーム、サーブからの展開が悪く接戦になります。杜凱琹選手の勢いを止められず9-11でこのゲームも落としてしまいます。
  • 第3ゲーム、サーブからの展開が良くなり、流れをつかんで11-4でこのゲームを取り返します。
  • 第4ゲーム、両ハンドを鋭く振るプレーが増えてリードを拡げ、11-6でこのゲームも取ってゲームカウントを2-2とします。
  • 最終第5ゲーム、流れをつかみ、運も味方に付けて6-1とリードを拡げます。杜凱琹選手に追い上げられますが、思い切りの良いプレーを続けて11-5で逃げ切り、チームにとって大きな1勝を手にしました。

張本美和選手のメンタルは恐ろしいほど強靭ですね。

フル動画。

試合結果を伝える記事。

第2試合

早田ひな選手と朱成竹選手の対戦でした。朱成竹選手とは8年前に一度対戦しただけです。

早田ひな選手と朱成竹選手の対戦のスコア表

第1ゲームは接戦になりましたが、第2ゲーム以降は早田ひな選手が主導権を握って渡しませんでした。

  • 第1ゲーム、朱成竹選手のボールに対応できずに競った展開が続きます。10-9と先にゲームポイントを握りますが、早田選手のレシーブエースかと思った強打をスーパーカウンターされてデュースになります。不運なエッジにも苦笑いしながら耐え、フォアハンドを振り抜いて11-11、早田選手の得点源であるサーブ3球目をバックハンドドライブでコーナーを突いて12-11とし、静かに拳を握ります。12-12からは再度フォアハンドの強打をカウンターされますが見事にブロックでしのぎ、中陣からフォアハンドドライブを撃ち込んで13-12とします。最後、朱成竹選手のロングサーブがミスになって14-12でこのゲームを取ります。僕の心拍数は少し上がりましたが、早田選手は落ち着いていました。
  • 第2ゲーム、朱成竹選手のボールに対応できるようになり、第1ゲームとは別人のように躍動します。危なげなく11-3でこのゲームも取ります。
  • 第3ゲーム、この試合ですら単に勝つだけでは満足できないかと思うようなプレーが続きます。とても楽しそうです。10-7からサーブ3球目をフォアハンドで撃ち込んだところフォア側にカウンターされますが、長いリーチで対応します。最後はロビングボールを朱成竹選手がミスして11-7で勝ち切りました。

早田ひな選手には余裕がありましたね。

フル動画。

ハイライト。

試合結果を伝える記事。

第3試合

平野美宇選手と李皓晴選手の対戦でした。

平野美宇選手と李皓晴選手の対戦のスコア表

平野美宇選手は状態が良く、李皓晴選手を寄せ付けませんでした。

フル動画。

ハイライト。

決勝:中国との対戦

中国との対戦でした。

中国チームの選手

次のオーダーでした。

  1. 張本美和-孫穎莎
  2. 早田ひな-陳夢
  3. 平野美宇-王芸迪
  4. 早田ひな-孫穎莎
  5. 張本美和-陳夢

早田ひな選手が陳夢選手に、平野美宇選手が王芸迪選手に勝ってフルマッチの激闘になりましたが、惜しくも2-3で敗れてしまいました。でも最強中国を追い詰めた、素晴らしい準優勝、銀メダルでした。

フル動画、日本語実況解説付き。

フル動画。

ハイライト。

試合後のインタビュー。

表彰式。

表彰式後のインタビュー。

表彰式後の記者会見、早田ひな選手のみ切り出し。

表彰式後の記者会見、全体。

みんスポからの公式動画。

準優勝を伝える記事。

第1試合

張本美和選手と孫穎莎選手の対戦でした。

張本美和選手と孫穎莎選手の対戦のスコア表

孫穎莎選手が強すぎて勝てませんでした。

  • 第1ゲーム、孫穎莎選手の威力がありコースが厳しいボールに対応できず5-11でこのゲームを落とします。
  • 第2ゲーム、接戦になり8-8まで競りますが、そこからサーブ2本をネットミスして8-10とされ、このゲームも落としてしまいます。
  • 第3ゲーム、ラリー戦で先にミスしてしまうことが多く、リードされる展開になります。実力差を見せつけられる形で4-11で負けてしまいました。

フル動画。

ハイライト。

第2試合

早田ひな選手と陳夢選手の対戦でした。過去7戦全敗しています。

早田ひな選手と陳夢選手の対戦のスコア表

ついに勝ちました。2枚目の中国の壁を超えた試合になりました。

  • 第1ゲーム、早田選手はレシーブで攻められず、先に陳夢選手に打ち込まれる展開が多く、リードを拡げられてしまい、6-11でこのゲームを落としてしまいます。陳夢選手はいつも通りの強さです。
  • 第2ゲーム、レシーブが良くなり早田選手がリードする展開になります。勝負どころで強烈なフォアハンドドライブでバック側を攻めて得点し、今大会出していなかった絶叫のような吠え方をします。10-6でゲームポイントを握り、陳夢選手の追い上げを振り切って11-8でこのゲームを取り返します。早田選手、落ち着いています。
  • 第3ゲーム、珍しく陳夢選手がチャンスボールをミスするなど流れをつかみ、4点差をキープする展開になります。陳夢選手対策として狙い通りの攻め方ができている印象です。10-5と大量リードでゲームポイントを握りますが、陳夢選手に10-9まで追い上げられます。ここでタイムアウトを取って考えを整理し、ロングサーブから攻めて11-9でこのゲームも取ります。このゲームをデュースにさせなかったのは大きかったです。
  • 第4ゲーム、高速ロングサーブを多用する陳夢選手に対し、早田選手もロングサーブで応戦して追い上げ、7-7で追い付きます。8-7から世界最高水準のラリー戦を制して右腕を突き上げ絶叫します。10-7でマッチポイントを握り、今夜はついに勝てるかと思いましたが、ロングサーブをエースされ、とっておきのサーブ2本で10-10とされます。これまで何度も見てきたような展開です。11-12の場面ではラリー戦で陳夢選手のバック側を攻めてしのぎ「ヨッホ」と声を出します。早田選手はこの局面でも笑顔です。12-12からもロングサーブを出し、陳夢選手は待ってましたとフォアサイドを切るようにカウンターしますが、早田選手はリーチを活かして打ち勝ち、拳を何度を振りながら絶叫します。最後、レシーブでツッツいたボールがネットインして14-12で勝ち切り、ついに陳夢選手を倒すことができました。

卓球の神様は、昨年の世界卓球ダーバン大会に続き、今夜も少しだけ力を貸してくれました。

フル動画。

ハイライト。

スーパープレー集。

試合結果を伝える記事。

この試合のスーパープレー。

第3試合

平野美宇選手と王芸迪選手の対戦でした。

平野美宇選手と王芸迪選手の対戦のスコア表

今大会好調を維持してきた平野美宇選手が、強敵をストレートで下しました。

  • 第1ゲーム、緊張を隠せない王芸迪選手に対し、楽しそうにプレーする平野美宇選手の試合は接戦になります。ラリー戦は互角、頭の冴えたプレーで10-8とゲームポイントを握ります。最後、サーブ3球目をしっかり決めてこのゲームを取ります。
  • 第2ゲーム、レシーブからの展開が悪くリードを許しますが、修正して6-6で追い付きます。7-9からの勝負どころで息ができない高速ラリーを制しますが、次のラリーを落として8-10とゲームポイントを握られます。そこからレシーブ2本をバックハンドで攻めてラリー戦に挑み、ラッキーなネットインもあって10-10と追い付きます。王芸迪選手のフォアハンド強打を喰らって10-11になりますが、ここでもレシーブをバックハンドで攻めてラリー戦を選択して打ち勝ちます。平野選手は王芸迪選手とのラリー戦を怖がっていません。王芸迪選手のらしくないミスで12-11となり、最後もバックハンドの強打がオーバーミスして13-11でこのゲームも取ります。
  • 第3ゲーム、王芸迪選手の逆襲にあい3-7とリードを許しますが、そこから強化してきた技術を出して追い付きます。9-10とゲームポイントを握られますが、ラリー戦でミスを誘ってデュースに持ち込みます。ラリー戦を冷静なプレーで制してマッチポイントを握り、最後フォアハンドをミドルに撃ち込んで決め、ベンチに向かって両腕を高く突き上げました。

平野美宇選手、素晴らしい戦いぶりでした。この勝利は平野美宇選手にとってもチームにとっても非常に大きなものになりました。

フル動画。

ハイライト。

日本側ベンチ、勝利の瞬間。

スーパープレー集。

試合結果を伝える記事。

第4試合

早田ひな選手と孫穎莎選手の対戦でした。

早田ひな選手と孫穎莎選手の対戦のスコア表

今日の孫穎莎選手は過去最高の強さで隙が全くなく、完敗でした。

  • 第1ゲーム、これまで得点できていたプレーでもカウンターされたり、今大会ほとんどミスしなかったフォアハンドの強打がオーバーしたりと早田選手のペースにさせてもらえず、あっさり2-11で落としてしまいます。
  • 第2ゲーム、修正して競るようになりますが、今日の孫穎莎選手はラリー戦が鬼強く、打ち負けてしまいます。ロングサーブを一発でフォアサイドに抜かれたのは(過去にもあったもので)ダメージが大きかったでしょう。5-7からサーブ3球目を狙いすましたバックハンドドライブでミドルに撃ち込みますが、下がってカウンターされてしまいます。レシーブもバックハンドで攻めることができず、ツッツいて甘くなったボールを強打されてしまいます。7-10からサーブ3球目をバックハンドで強打しますが、これもフォアハンドで狙い撃ちされてしまい、このゲームも落とします。
  • 第3ゲーム、レシーブをバックハンドで攻めてラリー戦を始めるも、ゲームカウント的に余裕がある孫穎莎選手はラリー戦に強く得点できません。最後はフォアサイドへのサーブに回り込んでのチキータがオーバーミスになり、6-11で敗戦となりました。

孫穎莎選手のサーブへの対応を改善しない限り勝機はないですね。今日は心が折れそうなほどやられてしまいましたが、早田ひな選手はしっかり前を向いています。

フル動画。

ハイライト。

第5試合

張本美和選手と陳夢選手の対戦でした。

張本美和選手と陳夢選手の対戦のスコア表

惜しくも負けてしまいました。

  • 第1ゲーム、ラリー戦で優位に立った張本選手がリードを保つ展開になります。最後も高速ラリーを制して11-4でこのゲームを取ります。
  • 第2ゲーム、ラリー戦の勝率が下がり、サーブに苦しめられるようになり、リードされる展開になります。6-8で出したロングサーブはコースが甘くフォアハンドで撃ち抜かれます。最後、甘くなったレシーブを撃ち抜かれて7-11でこのゲームを取り返されます。
  • 第3ゲーム、点差が開かない展開で8-8まで競ります。そこから張本選手のサーブ2本で得点できず、最後はロングサーブからのラリーを落として8-11でこのゲームを失います。
  • 第4ゲーム、接戦になりますがサーブ権を持った時の陳夢選手は強くリードを保てません。7-7で追い付かれ、そこから陳夢選手の圧に押される形で失点をしていまい、最後ロングサーブを決められ7-11で悔しい敗戦になりました。

陳夢選手は重圧がかかる中でもその強さを発揮し、逆点で中国チームを優勝に導きました。日本チームの誰が対戦しても、そうそう勝てる相手ではありません。張本美和選手はこの負けで感じた悔しさをバネに、さらに強くなるはずです。

フル動画。

ハイライト。

まとめ

パリオリンピックへの切符を獲得

今大会でベスト8に進出したことにより、パリオリンピックの団体戦とシングルス2枠の出場権を獲得しました。

 
 
 
 
 
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サービスショット。

楽しそうな二人

引用:オリンピック公式アカウントのXポスト

なお混合ダブルスの出場権は未獲得です。3月か4月に開催されるパリオリンピック混合ダブルス世界予選会でベスト4に入ると、混合ダブルス出場権を獲得します。日本からははりひなペア(1ペアのみ)が出場します。

決勝で中国にあと一歩のところまで迫れた

これまで中国との決勝ではストレート負けになることがほとんどだったわけですが、今大会では早田ひな選手と平野美宇選手が勝利を上げて、第5マッチまで進みました。惜しくも勝てませんでしたが、あの最強中国をあと一歩で倒すところまで迫れたのは大きな収穫でした。

中国の壁は高く厚いままですが、現在の強化方針が間違っていないことを確認できたことは、今後の成長に大きく寄与するはずです。

ついに陳夢選手に勝てた

これまで善戦はしても一度も勝てていなかった(過去7戦全敗)陳夢選手に勝つことができました。これは今大会における最大の収穫と言えるかも知れません。

でも孫穎莎選手に異次元の強さを見せつけられました。この心が折れそうになる敗戦も収穫です。これからどうやって差を縮めていくかが課題ですね。

表彰式後の会見で早田ひな選手が語ったこと。

次は上記記事からの引用。

「今日のこのコンディションで孫穎莎選手に0−3でやられた。今の感覚だと自分は陳夢選手や王芸迪選手とは勝ったり負けたりくらいのレベルになってきていると思うんですけど、孫穎莎選手はもう3つくらい上にいるなと感じた。そこに到達するためには、まだまだやらなければいけないことがたくさんある」

「相手が中国だからしょうがない、とはならないように、自分のことを真のエースだと自信を持って言えるように、もっと頑張っていかなきゃいけないなと思います」

獲得したWRポイント

準優勝でしたのでWRポイント700を、チームで勝利数に応じて分け合います。結果、早田ひな選手は243ポイント獲得しました。張本美和選手は122ポイントでした。

チームが獲得したWRポイントの配分

ポイントを獲得するには勝利への貢献度が最低10%必要なので、伊藤美誠選手と木原美悠選手には付与されませんでした。このルールはちょっと厳しい気がしますね。

WTTコンテンダーの準優勝で付与されるポイントが250なので、243ポイントは地味に大きいです。

おまけ

決勝戦の最終第5試合に張本美和選手を送り出す時、早田ひな選手がかけた言葉。

思い切りやってくんだよ。もう勝ち負けじゃないから。
これを経験できるのは多分あんただけ。
思い切りやって来い。負けてもいいから。
思い切り楽しんで。全力で応援するから。

その部分のクリップ。

試合終了後に張本美和選手を笑顔で抱きしめる優しい先輩。

引用:早田ひな選手のXポスト

みんな笑顔。5人全員で取った銀メダル。

引用:テレ東卓球情報のXポスト

今大会全体のハイライト。1時間24分。

中国女子チームの記者会見。過去の大会では、このような発言はなかったと指摘されています。

卓球ジャパン!女子決勝振り返りSP前編。

卓球ジャパン!女子決勝振り返りSP後編。

大会終了後

決勝トーナメントで平野美宇選手を3番で起用した理由

決勝トーナメントで、渡辺監督は平野美宇選手を3番手に固定して起用しました。その理由を高樹ミナさんが渡辺監督に取材した記事です。

帰国後記者会見

帰国後記者会見全体。

早田ひな選手部分のみ。

帰国後記者会見の抜粋記事。

みんスポからの公式動画。

卓球ジャパン!決勝戦の振り返り。

早田ひな選手のXポスト

早田ひな選手のインスタグラムストリーズ

次は早田ひな選手がインスタグラムストリーズに投稿した文章の要約です。

  • 世界卓球選手権の団体戦の経験がほとんどない中、エース起用されることが多く色んなプレッシャーがあったが、チームメイトの全力応援のお陰で楽しく試合ができた。
  • 応援してくれた多くの関係者への、いつも通りの感謝の気持ち。
  • 銀メダルという結果には満足していないが、究極の場面まで中国と競ることができて自信に繋がった。
  • 私自身の目標も少しですが達成することができ、成長できたと思えた大会だった。
  • ここからパリに向けてより険しく厳しい道のりになると思うが、変化を恐れず1つ1つ前進していけるよう頑張ります。

最高です。

後日談を含んだ記事

気持ち悪い卓球について詳しく。決勝戦の翌日も練習したそうです。

バタフライ制作の特集動画

激増しているロングサービスにフォーカスした動画。

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