制度

2026年アジア競技大会の選手選考基準

4年に一度開催されるアジア競技大会は「アジア版オリンピック」と呼ばれており、卓球競技は実施種目のひとつです。団体戦、シングルス、ダブルス、混合ダブルスが行われます。

2022年アジア競技大会(2023年に実施)の選手選考基準は一発勝負色の強いものでしたが、2026年アジア競技大会の選手選考基準はWR寄りに変わりました。選手の納得感は上がったのではないでしょうか。

*アイキャッチ画像はTBS特設サイトからの引用です。

選手選考基準

日本卓球協会は2025年4月に2026年アジア競技大会日本代表選手選考基準を公表しました。以下はその内容を噛み砕いたものです。

  • 2026年世界卓球選手権ロンドン大会(団体戦)男女日本代表国内選考会優勝者。*1
  • 2026年全日本選手権大会シングルス優勝者。*2
  • 2026年4月7日に発表される世界ランキング上位2名。*3
  • 強化本部推薦1名。
  • 上記*1~*3に重複がある場合、*3の選手を除いた世界ランキング上位者から選出。
  • シングルスの代表は上記で選考された団体戦メンバーの中から、個人戦エントリー最終日の2週間前が含まれている週に発表される世界ランキングの上位2名とする。(8月初旬頃ではないだろうか)
  • 男子ダブルス2ペア、女子ダブルス2ペア、混合ダブルス2ペアの各種ペアは強化本部にて決定する。
  • 代表決定者が辞退および故障等で参加が不能となった場合、その代替選手は強化本部で決定する。

2026年世界卓球選手権(団体戦)の選手選考基準との関係

上記*1と*2で出場資格を獲得した2名には、2026年アジア競技大会団体戦の出場資格と共に、世界卓球選手権(団体戦)への出場資格が付与されます。また、2026年アジア競技大会団体戦に出場することが世界卓球選手権(団体戦)の出場資格を得る条件になっています。

世界卓球選手権大会が5月、アジア競技大会が9月なので、未来の大会にも出場しますという意思表示が必要ということです。

2026年世界卓球選手権ロンドン大会(団体戦)男女日本代表国内選考会

選手への負担が非常に大きい選考会です。日本卓球協会が(選手の強化目的で)選考会を好むのは分かりますが、24名も集めて開催しなくていいでしょう。

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