国内大会

早田ひな選手が出場した全日本選手権大会

早田ひな選手は東京五輪のリザーブメンバーを経験した2021年後半から、覚醒したかのような目覚ましい成長を遂げました。それは国際大会・国内大会の成績にも顕著に表れています。

この記事は早田ひな選手が涙の初優勝を達成した、2020年以降の全日本卓球選手権大会をまとめています。

*アイキャッチ画像はこちらのフォトギャラリーからの引用です。

全日本選手権大会

早田ひな選手は、全日本選手権大会(一般の部)シングルスに2014年から出場していますが、ベスト4に進出できたのは2019年が初めてでした。2000年生まれの黄金世代の3人(伊藤美誠選手、平野美宇選手、早田ひな選手)の中では、早田ひな選手は「遅咲き」でした。でも東京五輪のリザーブを経験してから覚醒、誰もが認める日本のエースに成長し、現在、全日本選手権大会2連覇中です。

2014年以降の全日本選手権大会一般の部女子シングルスベスト4以上の選手一覧

この表からも、全日本選手権大会で勝ち続けることの難しさが分かります。

2020年

準決勝で伊藤美誠選手に勝利し、決勝で石川佳純選手に勝利して涙の初優勝を達成しました。

2021年

2020年の初優勝に続く連覇を目指していたはずですが、準決勝で伊藤美誠選手にフルゲームの末敗れてしまいました。

伊藤美誠選手とは、3年連続で準決勝での対戦となりました。この試合、実力は拮抗していて、十分勝てる内容でした。惜しかったです。

2022年

シングルスは準優勝、伊藤美誠選手とのみまひなペアでダブルス優勝(4連覇)、張本智和選手とのはりひなペアで混合ダブルス初優勝でした。シングルスは決勝で伊藤美誠選手に完敗でしたが、準決勝で加藤美優選手に競り勝てたことは大きな自信につながったことでしょう。

決勝戦、早田ひな選手は同日午前に行われた準決勝戦で体力・知力・運を使い果たしていたのかも知れませんが、伊藤美誠選手の変幻自在のプレーに完全にやられてしまいました。

2023年

シングルスは優勝(3年ぶり2回目)、伊藤美誠選手とのみまひなペアでダブルス優勝(5連覇)、張本智和選手とのはりひなペアで混合ダブルス優勝(2連覇)で、自身初の3冠(女子では史上4人目)を達成する最高の大会となりました。

シングルスの決勝戦で戦った木原選手は過去一番の強さで、これまでの対戦経験が通用しませんでした。それでも勝てたのは実力が上がったからだと、早田ひな選手自身が認識しており、とても価値のある優勝を手にできました。

2024年

早田ひな選手はシングルスのみに出場し、昨年に続いて優勝して2連覇を達成しました。決勝で対戦したのは、第6回パリオリンピック選考会の決勝で負けていた張本美和選手でした。

早田ひな選手は今大会前にパリオリンピックのシングルス出場権を確定させていたので、目標は「連覇」でしかなかったはずです。が、優勝後の記者会見では、優勝して120ポイント加算してぶっちぎりでパリに行けることにも価値を認めていました。そして準優勝した張本美和選手はパリオリンピックの団体戦要員に選出されました。

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