シングルスは準優勝、伊藤美誠選手とのみまひなペアでダブルス優勝(4連覇)、張本智和選手とのはりひなペアで混合ダブルス初優勝でした。伊藤美誠選手に3冠達成を阻止された形になりました。
コロナ禍により最終2日間だけが有観客試合となりましたが、全試合がもれなく卓球TVでネット中継される画期的な大会でした。
*アイキャッチ画像は日本卓球協会公式サイトからの引用です。
大会概要
- 期間:2022年1月24日から30日
- 場所:東京体育館
- 出場種目:シングルス、ダブルス、混合ダブルス
- 参照:日本卓球協会公式サイト
- パリ五輪選考ポイント付与対象ではありません。
シングルス:準優勝
準決勝で加藤美優選手との死闘を制して2年ぶりの決勝に進みましたが、決勝戦で伊藤美誠選手の多彩な技に翻弄され続け、早田ひな選手らしさを(ほぼ)見せられないままの完敗となりました。
表彰式。
Round 64(4回戦)
日本生命レッドエルフ所属の後輩(4歳年下)である赤江夏星選手との対戦でした。勝てましたが、2ゲーム落としましたし、難しい試合でした。危なかったです。
フル動画。5:29:00あたりから。
Round 32(5回戦)
カットマンの山本真由選手との対戦でした。
フル動画。1:01:00あたりから。
シングルス5回戦を伝える記事。
Round 16(6回戦)
日本を代表するカットマン、橋本帆乃香選手との対戦でした。橋本選手には、昨年の世界選手権選考会で(スタミナ切れもあって)負けています。
早田選手はカットマンを苦手にしていないと言われていますが、橋本選手は強く、簡単には勝たせてもらえませんでした。
フル動画。4:43:00あたりから。
シングルス6回戦を伝える記事。
準々決勝
日本生命レッドエルフ所属の後輩(2歳年下)である長﨑美柚選手との対戦でした。
- 第1ゲーム、高速ラリーが展開されますが、早田選手が打ち勝ちます。
- 第2ゲームは早田選手にミスが増えて5-11で落とします。
- 第3ゲーム、サーブ、レシーブが良く、打ち合いでも負けなかった早田選手が11-3で取ります。
- 第4ゲーム、0-5と出遅れますが、その後長﨑選手にミスが増え、11-6で取ります。
- 第5ゲーム、接戦でデュースになりますが、サーブが良かった早田選手が試合をものにします。
長﨑美柚選手は強かったです。勝てて良かったです。
フル動画。0:16:00あたりから。
シングルス準々決勝を伝える記事。
準決勝
早田ひな選手が絶対に負けたくない加藤美優選手との対戦でした。第6ゲームは心臓が止まりそうでした。
- 第1ゲーム、ラリー戦をものにできずに落としてしまいます。
- 第2ゲームは勝負どころでミスしなかった早田選手が取ります。
- 第3ゲームは加藤選手を攻めあぐね、あっさり落としてしまいます。
- 第4ゲームはデュースになりますが、最後取り切れずに15-13で落とします。これでゲームカウント1-3と後がなくなります。
- 第5ゲームは7-2と大量リードするも追いつかれます。苦労しながらもなんとか取ります。
- 第6ゲームはメンタル勝負になりました。14-15、15-16と2度マッチポイントを握られますが、強気の攻撃でしのぎ、18-16で取ります。痺れました。
- 最終第7ゲームも接戦になりますが、メンタルと運の強さを発揮した早田選手が11-7で勝ち切ります。
薄氷を踏む勝利でしたが、勝てて良かったです。この試合に勝つのと負けるのとでは大きな違いがありました。
フル動画。0:12:00あたりから。
こちらはダイジェスト。
準優勝での死闘を伝える記事。
決勝
伊藤美誠選手は、準々決勝を木原美悠選手の棄権(発熱)により不戦勝で上がってきて、体力的に優位だったとは言え、早田ひな選手の完敗でした。
早田選手は同日午前に行われた準決勝戦で体力・知力・運を使い果たしていたのかも知れません。
- 第1ゲーム、早田選手は自分のプレーをさせてもらえないまま5-11で落とします。
- 第2ゲームは接戦になりますが、伊藤選手のサーブに手こずり落としてしまいます。
- 第3ゲームも伊藤選手のペースで進みます。早田選手は伊藤選手が苦手とするプレーを展開できないまま、5-11で落とします。
- 第4ゲームは11-8でなんとか取りますが、試合の流れが変わったわけではありませんでした。
- 第5ゲーム、伊藤選手にサーブが効かない、伊藤選手のサーブを4本もレシーブミスするなど、この試合を象徴するような展開で負けます。1ゲームは取れたものの、実質ストレート負けの完敗でした。
この試合では、伊藤美誠選手攻略の基本と言われているミドル、バックへのロングサービスがほぼありませんでした。その理由は明らかにされていませんが、次回対戦時にはどういう展開になるか、注目したいです。
フル動画。0:08:00あたりから。
こちらはダイジェスト。
伊藤美誠選手の女王返り咲きを伝える記事。
決勝戦の激闘を振り返る記事。
ダブルス:優勝
みまひなペアは全日本4連覇(2021年はダブルス種目はなし)でした。4連覇は歴代最多タイです。
表彰式の模様です。0:05:30あたりから。
Round 32(4回戦)
フル動画。0:05:00あたりから。
Round 16(5回戦)
フル動画。0:02:00あたりから。
ダブルス5回戦を伝える記事。
準々決勝
フル動画。3:34:00あたりから。
ダブルス準々決勝を伝える記事。
準決勝
フル動画。0:12:00あたりから。
ダブルス準決勝を伝える記事。
決勝
フル動画。0:14:00あたりから。
こちらはダイジェスト。
みまひなペアの4連覇達成を伝える記事。
混合ダブルス:優勝
はりひなペアは全日本初優勝でした。
表彰式の動画は見つかりませんでした。
Round 64(2回戦)
危なかったです。
フル動画。0:02:30あたりから。
混合ダブルス2回戦を伝える記事。
Round 32(3回戦)
フル動画。6:55:00あたりから。
苦しかった試合を伝える記事。
Round 16(4回戦)
この試合も危なかったです。
フル動画。0:02:30あたりから。
薄氷を踏む勝利を伝える記事。
準々決勝
フル動画。3:33:00あたりから。
はりひなペアの4強入りを伝える記事。
準決勝
フル動画。1:54:00あたりから。
混合ダブルス準決勝を伝える記事。
決勝
フル動画。3:12:00あたりから。
混合ダブルス初優勝を伝える記事。
大会終了後
大会終了後のインタビュー記事。
早田ひな選手のツイート。
全日本選手権では沢山の応援ありがとうございました!! pic.twitter.com/YTh13eZGaI
— 早田ひな (@hayata_hina) January 31, 2022
ノジマTリーグ2021-2022レギュラーシーズンの初戦前に、2022年全日本選手権大会の好成績をお祝いして頂くセレモニーが開催されました。
まとめ
シングルスは決勝で伊藤美誠選手に完敗でしたが、準決勝で加藤美優選手に競り勝てたことは大きな自信につながったことでしょう。
ダブルスはみまひなペアで歴代最多タイの4連覇を達成、混合ダブルスはハリひなで初優勝と、「ダブルスの女王」との呼称にふさわしい結果でした。