2021年の全日本卓球選手権大会は、コロナ禍によりダブルス競技を中止、シングルスのみ、無観客で開催されました。大会の開催には想像を絶する困難があったと思われます。開催に尽力された関係者・選手のみなさんには感謝しかありません。
早田ひな選手は2020年の初優勝に続く連覇を目指していたはずですが、準決勝で伊藤美誠選手にフルゲームの末敗れてしまいました。
*アイキャッチ画像は日本卓球協会の公式サイトからの引用です。
大会概要
- 期間:2021年1月11日から17日
- 場所:丸善インテックアリーナ大阪
- 出場種目:シングルスのみ(コロナ禍によりダブルス競技は中止になりました)
- 参照:日本卓球協会の公式サイト
コロナ禍の中、シングルス種目のみの開催でした。
シングルス:ベスト4
準決勝で伊藤美誠選手に敗れてベスト4でした。実力は拮抗していて、十分勝てる内容だったので残念でした。
Round 64(4回戦)
川北帆香選手との対戦でした。ストレート勝利でしたが、全然余裕ありませんでした。危なかったですね。
フル動画。0:02:40あたりから。
Round 32(5回戦)
梅村優香選手との対戦でした。バックハンドのオーバーミスを連発して2ゲーム落としてしまいます。その後梅村優香選手のボールに対応できるようになり勝ちましたが、ヒヤッとしました。
フル動画。5:01:20あたりから。
Round 16(6回戦)
(今大会、ジュニア女子で連覇を達成した)大藤沙月選手との対戦でした。負けていてもおかしくない試合でした。同一日の3試合目ですが、早田ひな選手は疲れが出ていました。
- 第1ゲーム、早田ひな選手はミスが多い、コースが甘くて逆襲にあうなど流れをつかめずあっさり落とします。
- 第2ゲーム、攻撃のパターンが良くなり11-6で取り返します。
- 第3ゲーム、大味な接戦になりますが、最後にミスが続いて落としてしまいます。
- 第4ゲーム、序盤はもたつきますが、途中から厳しいコースに強いボールが決まるようになり、11-5で取ります。ゲームカウントは2-2に。
- 第5ゲーム、サーブ、レシーブが良くなり得点パターンが増えて11-5で取ります。早田ひな選手、疲れた様子を見せます。
- 第6ゲーム、6-6まで競りますがその後ミスが増え、不運もあって7-11で落としてしまいます。勝負は最終ゲームへ。
- 最終第7ゲーム、激しい打ち合いになり7-7まで競ります。8-7からのサービスエースで早田ひな選手が見せたリアクションが印象的でした。(4:54:35あたり)最後、死力を尽くしてラリー戦を制し、この難しかった試合をものにしました。
大藤沙月選手は攻撃力が高く、難敵でした。課題が多く見つかった試合でしたね。
フル動画。4:12:00あたりから。
準々決勝
日本を代表するカットマン、佐藤瞳選手との対戦でした。早田ひな選手はカットマンを苦手としていないと言われている通り、危なげない試合運びで勝ちました。
第3ゲームは攻撃時のミスが増えて落としますが、その他のゲームは試合の流れを譲りませんでした。
フル動画。0:08:10あたりから。
準決勝
伊藤美誠選手とは、3年連続で準決勝での対戦となりました。この試合、実力は拮抗していて、十分勝てる内容でした。惜しかったです。
- 第1ゲーム、4-4まで競りますが、そこから連続得点で11-4で取ります。伊藤美誠選手のミドルへのロングサービスからの展開が効いていました。伊藤美誠選手はミスが多かったです。
- 第2ゲームは接戦になりますが、最後ラリー戦に負けて落とします。
- 第3ゲーム、伊藤美誠選手のミドルへのロングサービスが効かなくなり、逆に伊藤美誠選手の攻撃パターンが決まるようになります。5-9とリードされたところから粘りますが、9-11で落としてしまいます。
- 第4ゲーム、伊藤美誠選手にミスが増え、10-5と大量リードでゲームポイントを握ります。そこから粘られますが、11-9で取ってゲームカウントを2-2にします。
- 第5ゲームも接戦になりますが、ラリー戦をやや優位に進められた早田ひな選手が11-8で取ります。
- 第6ゲーム、伊藤美誠選手に主導権を握られて5-9とリードされます。そこから粘りますが、8-11で落としてゲームカウント3-3に。
- 最終第7ゲーム、伊藤美誠選手優位で進み苦しい展開になります。早田ひな選手は攻撃の姿勢を崩さず8-8まで競りますが、わずかにおよばず負けてしまいました。
フロアマット、東京オリンピック用に作られたものだと思いますが、早田ひな選手は何度も滑っていました。怪我が怖いので、シューズを変えるとか対策が必要ですね。また、テーブルの汗を審判に拭いてもらう回数は制限すべきだと思いました。
フル動画。0:08:00あたりから。
フルゲームの熱戦を伝える記事。
試合後のインタビュー記事。必見です。
大会終了後
早田ひな選手のツイート。
全日本選手権を開催して下さった大会関係者の皆様、そしてリモートで応援して下さった皆様ありがとうございました🙇♀️
今年は3位という成績でしたが練習してきた事をしっかり出す事が出来ました。負けて新たな課題も見つかったので次に向かって挑戦していきます!これからも応援よろしくお願いします😊 pic.twitter.com/DwLPZyZXuu— 早田ひな (@hayata_hina) January 17, 2021
大会を振り返る記事。
石川佳純選手の優勝を振り返る記事。ダイジェスト+優勝インタビューあり。