WTTコンテンダードーハ2021に続いて、史上初のWTTスターコンテンダードーハが開催されました。
早田ひな選手はコンテンダードーハに続いてシングルスとダブルスのみに出場、ダブルスは木原美悠選手とのペアリングでした。
シングルスは準決勝でフォン・ティエンウェイ選手に負けてベスト4でした。みゆうひなペアのダブルスは（またしても）かすみうペアに負けてベスト4でした。
＊アイキャッチ画像はWTT公式サイトからの引用です。
WTTスターコンテンダー
- シニア向けWTTシリーズの下から2番目の大会です。
- 年間最大6大会開催可能です。今大会が初開催でした。（2021年は2回しか開催されませんでした。）
- 本戦5日、予選2～3日の日程で選手によっては1日に4試合に出場します。
- シングルス、ダブルス、混合ダブルスの3種目を実施。
- シングルスの本戦は48名、うち8名は予選を通過した選手。
- 予選人数は32、48、64名から開催国が選択します。
- ダブルス本戦16ペア、うち4ペアは予選を通過したペア。
- 混合ダブルス8ペア（予選なし）。
- シングルスは各協会から6名までしか出場できません。また世界ランク21位以降の上位者から優先出場となっています。
- 世界ランク20位以内の選手は、全体で8名しか出場できません。
- 前6週以内にグランドスマッシュまたはチャンピオンズに出場した選手は優先度が下がります。
- シングルスの準決勝、決勝のみ7ゲームマッチ、他はすべて5ゲームマッチ。
- 優勝選手には600ポイントが付与されます。
ところが実際に出場している選手の顔ぶれを見ると、このルールが厳密に運用されていないことにびっくりします。
WTTスターコンテンダードーハ2021
WTTコンテンダードーハ2021に続いて連続で（日を空けずに）開催されました。本戦から出場する選手はこれら2つの大会に（エントリーが認められれば）出場可能でした。
- 期間：2021年3月5日から13日
- 場所：カタールのドーハ（日本との時差6時間、現地10:00が日本の16:00）
- 出場種目：シングルス、ダブルス
- 参照：WTT公式サイト
ネット中継
- WTTがYoutubeチャンネルでリアルタイム配信しました。
- テレビ東京卓球チャンネルが本戦のみリアルタイム配信しました。
- リアルタイム視聴できなくても、おおむね24時間以内にはテレビ東京卓球チャンネルにアップされました。ありがたいです。
シングルス出場選手
本戦から出場する40名の顔ぶれです。
早田ひな選手はWR29位で第13シードでした。
今大会に中国人選手は出場していません。東京オリンピックに出場する伊藤美誠選手、石川佳純選手、平野美宇選手がいる、そしてWTTコンテンダードーハより強い選手が揃っているため、実力を確認するのが楽しみな大会でした。
シングルス：ベスト8
早田ひな選手は、順当に勝ち進めば準決勝で石川佳純選手と当たる、恵まれたドローでした。絶対に準決勝までは行きたいところでしたが、準々決勝でフォン・ティエンウェイ選手に負けてしまいベスト8、獲得したWRポイントは105でした。
Round 32（2回戦）
韓国のキム・ナヨン選手との対戦でした。予選を勝ち上がってきた選手です。
第3ゲームをあっさり落としましたが、きっちり勝てて良かったです。
フル動画は見つかりませんでした。
ダイジェスト。
Round 16（3回戦）
台湾の鄭怡静（チェン・イーチン）選手との対戦でした。
接戦だったようですが、勝てて良かったです。当時の早田ひな選手のWRは29位でしたが、実力的には15位ぐらいではなかったでしょうか。
フル動画は見つかりませんでした。残念。
見つかったのは短いハイライトだけでした。
準々決勝
シンガポールのフォン・ティエンウェイ選手との対戦でした。WRは早田ひな選手よりずっと上ですが、十分勝てる相手でした。
- 第1ゲーム、接戦になり7-7まで競りますが、そこから決まったと思うボールを返されたりミスが出て7-10と先にゲームポイントを握られます。それでも攻撃的姿勢を崩さずデュースに持ち込みますが、10-12で落とします。
- 第2ゲーム、両者攻撃的なプレーで一歩も引かず、点差が開かないままデュースになります。危ないシーンもありましたが、14-12で取り返します。
- 第3ゲーム、攻撃でミスを連発し、流れをつかめず2-9と大量リードされます。そのまま5-11で落としてしまいます。
- 第4ゲーム、第3ゲームとは別人のような組み立て、精度の高いプレーで8-1と大量リードします。ここからフォン選手がトップランカーの怖さを見せて追い上げますが、なんとか11-7で取ります。ゲームカウント2-2で勝負は最終ゲームへ。
- 最終第5ゲーム、両者ともに強気のプレーを続けますが、ややラリー戦に分があるフォン選手が3-7とリードします。早田ひな選手は最後まで攻撃的姿勢を貫きますが、6-11で落として悔しい敗戦となりました。
フォン・ティエンウェイ選手、流石に強かったです。早田ひな選手もこの負けは納得だったでしょうか。
フル動画。
ダイジェスト。
ダブルス：ベスト4
今大会、WTTコンテンダードーハに続いてみまひなペアではなくて、木原美悠選手と組んだ「みゆうひなペア」でした。伊藤美誠選手はダブルスには出場していません。
みゆうひなペアは準決勝でかすみうペアと当たるドローでした。そのかすみうペアに負けて、ベスト4でした。
Round 16（1回戦）
タイのスターシニー／オラワンペアとの対戦でした。WTTコンテンダードーハでも対戦しています。
接戦になりましたが、勝てて良かったです。
フル動画は見つかりませんでした。
ダイジェスト。
準々決勝
マテロバ／バラージョバの国際ペアとの対戦でした。
第3ゲームはミスを連発して落としましたが、それ以外は安心して観れました。
フル動画。
ハイライト。
準決勝
かすみうペアとの対戦でした。もったいない敗戦となりました。
ゲームカウント2-0とリードしておきながら、逆転で負けてしまったところに課題がありました。実力が拮抗しているので、わずかな差が勝敗を分けてしまいますね。
フル動画は見つかりませんでした。準決勝なのに、ありえないですね。
ダイジェスト。
まとめ
- シングルスは準決勝でフォン・ティエンウェイ選手に負けてベスト4でした。決勝まで勝ち進んで伊藤美誠選手と再戦したかったですね。
- みゆうひなペアは（またしても）かすみうペアに負けてベスト4でした。勝てる試合だったので、もったいなかったです。
