制度

2025年世界卓球選手権(個人戦)の選手選考基準

2025年5月にドーハで開催される世界卓球選手権(個人戦)の選手選考基準は、アジア選手権大会の結果で出場資格が与えられることになったため複雑です。2025年世界卓球選手権の出場資格を得るためには、まず2024年アジア選手権大会の出場資格を得る必要があるという、選手にとっては厳しいものになりました。

 

*アイキャッチ画像はこちらのXポストからの引用です。

選手選考基準

2024年アジア選手権大会は世界卓球2025ドーハ大会(個人戦)の予選を兼ねており、条件を満たした選手に出場資格が付与されます。

シングルス

  • R32で勝利してベスト16に進出した選手。
  • R32で負けた16名が1試合行いその勝者8名。
  • さらに順位決定戦を行い25位から32位を決定し、アジアに割り当てられた枠が埋まるまで上位選手から。

2024年アジア選手権大会で出場資格を穫れなかった場合でも、世界ランキング枠に空きがあるなら、次の順序で付与されます。

  • 2025年全日本選手権大会シングルス優勝者。
  • 最終エントリー日の2週間前の世界ランキング上位順。

ダブルス、混合ダブルス

  • R16で勝利してベスト8に進出したペア。
  • R16で負けた8ペアが1試合行いその勝者4ペア。
  • さらに順位決定戦を行い13位から16位を決定し、アジアに割り当てられた枠が埋まるまで上位ペアから。

2024年アジア選手権大会で出場資格を穫れなかった場合でも、世界ランキング枠に空きがあるなら、日本卓球協会がペアを選出します。

2024年アジア選手権大会で出場資格を獲得した選手

2024年アジア選手権大会に出場した選手、ペアのうち、シングルスを棄権した早田ひな選手以外は全員、世界卓球2025ドーハ大会の出場資格を獲得しました。

シングルス

早田ひな選手を除いて、出場した選手全員が獲得しました。

男子は張本智和選手、戸上隼輔選手、篠塚大登選手、吉村真晴選手、松平賢二選手。女子は張本美和選手、伊藤美誠選手、平野美宇選手、大藤沙月選手。

ダブルス

男子は張本智和/松島輝空ペア、戸上隼輔/篠塚大登ペアが、女子は張本美和/木原美悠ペア、大藤沙月/横井咲桜ペアが獲得しました。

混合ダブルス

吉村真晴/大藤沙月ペア、松島輝空/張本美和ペアが獲得しました。

よって早田ひな選手は誰とペアを組もうとも世界卓球2025ドーハ大会には出場できません。

早田ひな選手が世界卓球2025ドーハ大会に出場するには

早田ひな選手が世界卓球2025ドーハ大会のシングルスに出場するには次のどちらかの条件を満たす必要があります。(現在の日本女子の状況から、シングルスで最大の5枠が得られることを前提にしています。俗に、世界ランキング枠で拾われる、と表現されます。)

2025年全日本選手権大会のシングルスで優勝

2025年全日本選手権大会のシングルスで優勝すれば確定します。優勝者が張本美和選手、伊藤美誠選手、平野美宇選手、大藤沙月選手以外の場合は出場できないことが確定します。

最終エントリー日の2週間前の世界ランキングで上位にいる

2025年全日本選手権大会のシングルスの優勝者が張本美和選手、伊藤美誠選手、平野美宇選手、大藤沙月選手のうちの誰かだった場合、世界卓球2025ドーハ大会の最終エントリー日の2週間前の世界ランキングの上位から拾われます。つまり、早田ひな選手が張本美和選手、伊藤美誠選手、平野美宇選手、大藤沙月選手を除いて日本人女子最上位ならば出場資格が付与されます。

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